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Paclitaxelによる末梢神経障害の臨床的特徴と牛車腎気丸の役割
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JPY
Abstract
乳癌・婦人科癌領域の化学療法においてpaclitaxel(PTX)が頻用されている。PTXの有害反応としては骨髄抑制,過敏反応の他に末梢神経障害が高頻度に発生する。この発生機序は解明されておらず,具体的な対策はとられていない。最近,この副作用対策として牛車腎気丸が有用であるとの報告があることから,その有効性について当院乳腺・内分泌外科においてPTX の投与を施行した患者82 人を対象として,カルテの記載をもとにレトロスペクティブに調査研究した。結果,PTX は休みなく毎週連続投与するほうが3週投与1週休薬するより末梢神経障害の出現が早かった(5.4 週対9.4 週)。また,牛車腎気丸はこの末梢神経障害に対して効果があることが示唆された。さらに,PTXによる末梢神経障害に対しては,牛車腎気丸の投与をできる限り早期から開始することが効果的だと思われた。
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