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左頸部リンパ節転移にて発見された肛門管癌に対し化学放射線療法にて著効した1 例
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JPY
Abstract
症例は61 歳,女性。左頸部腫瘤を自覚し,近医を受診。生検を施行したところ扁平上皮癌を認めたため,全身検索を行ったが原発を同定できなかったため,原発不明扁平上皮癌として当院に紹介。診察上,直腸診にて肛門部に腫瘤を認め,生検を施行したところ扁平上皮癌であり,肛門管癌頸部リンパ節転移と診断した。肛門管癌StageIVに対し,S-1+CDDPの化学療法と局所の放射線治療を施行したところ4 か月後のCT や下部内視鏡検査ではリンパ節の縮小もあり,明らかな腫瘤は認めなかった。引き続き外来にて化学療法の継続を行っているが,患者のQOL を低下させることなく画像上もリンパ節の増大や原発巣の増大なく20 か月経過している。明らかな治療法が確立されていない肛門管癌遠隔転移例に対し,S-1 を含んだ化学放射線療法が有効であり,治療法の一つになると考え報告する。
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/content/article/0385-0684/36020/329