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S-1投与患者における消化器毒性軽減の検討—服薬継続および中止患者のカルテ調査—
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JPY
Abstract
旭労災病院で2000 年11 月〜2006 年2 月までにS-1 が投与された79 例(ほとんどが胃がん)を継続群と中止群に分けて,消化器毒性軽減のための背景因子を調査・検討した。服薬を中止した平均日数はおよそ20 日で,中止理由の約60%が消化器症状であった。S-1の単剤投与における比較では,胃切除ありのほうが胃切除なしよりも服薬を継続できていた(p<0.05)。全例の比較では,2 週投与のほうが3 または4 週投与よりも服薬を継続できていた(p<0.05)。胃切除施行により服薬中止となりにくいことから,胃酸の分泌を抑制することで副作用を軽減できる可能性が示唆された。また,S-1 を中止するまでの平均服薬日数が20 日前後であることから,S-1 の継続投与を考えた場合,添付文書に記載のない2 週投与レジメンの確立が急務であると思われた。
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