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Three(3)Cases of Advanced HepatocellularCar cinoma(HCC)Treated Successfully by Transcatheter Arterial Chemoembolization(TACE)Using Lipiodol and a Fine-Powder Formulated Cisplatin(DDPH)
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JPY
Abstract
肝動注用微粉末化cisplatin製剤(以下,アイエーコールTM)を用いてLipiodol 混和液を作製後,動注併用肝動脈塞栓術(TACE)を施行し,著明な治療効果を認めた3 症例を経験したので報告する。症例1 は64 歳,男性。以前から多発性肝細胞癌に対してdoxorubicin(ADM)を用いたTACE(ADMTACE)を複数回施行していたが治療効果を認めず,再発を繰り返していた。そこでアイエーコールを用いたTACE(CDDPTACE)を1回施行したところ,腫瘍は縮小または消失し,その後再発は認めていない。症例2 は71 歳,男性。以前よりADMTACEを施行していたが腫瘍は増大し,下大静脈に腫瘍栓を伴う60 mm 大の腫瘍となった。同腫瘍に対してCDDPTACE を施行したところ,下大静脈の腫瘍栓の消失および腫瘍の縮小を認めた。症例3 は52 歳,男性。初発多発肝細胞癌に対してCDDPTACEを施行した。治療後,腫瘍は縮小または消失し,その後再発は認めていない。アイエーコールを用いたTACE は進行肝細胞癌やADMTACE での治療に対して抵抗性である症例に対してだけではなく,多発肝細胞癌の初回治療に対しても有効である可能性があり,今後さらなる検討が必要と思われた。
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/content/article/0385-0684/36030/479