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低用量S-1投与にて長期間奏効を得た超高齢再発胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は88 歳,女性。StageIIIA の進行胃癌に対して幽門側胃切除術を受けたが,術後11 か月目に腹腔内リンパ節転移を認めた。Cockcroft-Gault 式による推定クレアチニンクリアランス(Ccr)値は44 mL/min であり超高齢であることから,S-1を基準投与量より2 レベル少ない1 回25 mg,1日2回投与で開始した。投与開始から1 週間でgrade 2 の消化器毒性が出現したため,1 週投与1 週休薬のスケジュールで投与を行ったところ有害事象は消失した。投与開始2 か月目にはリンパ節転移は縮小し,投与開始から約4 年間partial response(PR)が持続している。高齢者胃癌に対するS-1 治療において,有害事象,特に消化器毒性は投与の継続を困難にするため,投与量のみならず投与スケジュールも個々の症例で柔軟に対応することが重要である。
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/content/article/0385-0684/36030/493