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5-Fluorouracil/Cisplatin術前化学療法と根治手術により長期無再発生存中の食道小細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
今回われわれは,食道小細胞癌に対して集学的治療を行い長期無再発生存となった1 例を経験したので報告する。症例は60 歳,男性。2001 年9 月上旬ごろからつかえ感を主訴に当院を受診。上部消化管内視鏡検査で胸部下部食道に2 型病変を認めた。同部位からの生検結果はsmall cell carcinomaであった。治療開始前のStageはT2,N0,M0,StageIIであった。11月,5-fluorouracil(5-FU)/cisplatin(CDDP)併用療法(以下,FP 療法)を2 コース施行した。FP療法の効果は画像上CR であった。2002 年1 月,胸部食道亜全摘術,亜全胃再建高位胸腔内吻合術を施行した。術後病理検査ではsmall cell carcinomaの残存は認められず,FP 療法の治療効果はGrade 3 と判定された。術後FP 療法を2 コース施行し,現在まで無再発生存中である。食道小細胞癌は悪性度が高く予後不良な疾患であり,いまだ治療法は確立されていない。本症例では食道小細胞癌に対しFP 療法と手術を施行した結果,長期間無再発生存となったまれな症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/36040/637