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大腸がんのmFOLFOX6 療法時における好中球減少に対する5-FU急速静脈内投与中止の影響—減量法との比較—
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JPY
Abstract
本邦における進行再発大腸がんの化学療法は,Leucovorinと5-fluorouracil(5-FU)の急速静注および持続静注にoxaliplatin(L-OHP)を加えたmFOLFOX6 療法が標準的治療の一つとして行われている。5-FU の急速静注と持続静注を比較した際,副作用の出現プロファイルに差があり,好中球減少については急速静注時にその発現率が高いとされている。われわれはmFOLFOX6 療法により好中球減少症が発現した症例を対象に,L-OHP と5-FU の急速静注および持続静注の減量を行った投与量減量群(n=6)と5-FU の急速静注のみを中止した急速静注中止群(n=6)に分け,好中球数の回復状況について後ろ向きの調査を行った。減量前および減量後の治療における好中球数の回復状況を両群で比較したところ,投与量減量群: 769±801/mm3,急速静注中止群: 2,139±1,575/mm3であった。両群とも5-FU 投与変更後に好中球数の回復を示したが,減量群と比較し急速静注中止群において有意に高い回復傾向が認められた(p=0.032)。mFOLFOX6療法に起因した好中球減少において,5-FU急速静注の中止が好中球回復の有効な手段である可能性が示唆された。
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