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経口フッ化ピリミジン系抗癌剤の補助療法にて3年の長期生存を得ている甲状腺未分化癌の1 例
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JPY
Abstract
甲状腺未分化癌の予後は極めて悪く,1 年生存率はわずか5〜27%しかない。今回,甲状腺未分化癌に対して維持療法としての経口フッ化ピリミジン系抗癌剤で3 年の長期生存を得ている症例を経験した。70歳台,女性の急速に発育した進行甲状腺未分化癌に対して減量手術と気管切開術を施行した後に,化学放射線治療目的で当院へ紹介された。切除断端に腫瘍は残存しており,docetaxel+5-fluorouracil+cisplatin のレジメンによる化学療法と計52 Gy の放射線外照射を施行した。放射線終了後のCT でも充実性組織は残存していた。インフォームド・コンセントを行ったところ,外来での化学療法を希望され,S-1 の投与となった。PET-CTで腫瘍の増大は確認できなかったが,PET 集積像と鎖骨の骨融解像は持続して確認できた。10 か月後よりUFT に変更,初診より3 年経過したが外来通院中である。甲状腺未分化癌に対して経口フッ化ピリミジン系抗癌剤の投与報告は少なく,文献的考察を加え報告した。
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/content/article/0385-0684/36060/1021