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JPY
Abstract
原発不明がん(cancer of unknown primary: CUP)はリンパ節転移,肺転移などの転移性病変を有しながら,その原発巣を同定できない悪性疾患である。CUP はすべての悪性腫瘍の5%を占める。CUP は予後良好群と予後不良群に大別される。後者ではプラチナやタキサンによる,いくつかの第II相の臨床試験が行われているのみで標準的な治療法の確立には至っていない。この原因には原発巣が同定できないという状況からくる混迷があり,一つの解決策として新たな分子診断技術による原発巣推定の試みがある。これは各々のCUP を推定される原発巣に帰着させて治療方針を立てるというものである。一方,予後不良CUP を単独の疾患単位として位置付け,その生物学的基礎を明らかにし,ここから新たな治療の糸口を探るという動きもある。
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/content/article/0385-0684/36060/918