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胃切除を施行したStageIV胃癌の予後規定因子とS-1による術後化学療法の有用性
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JPY
Abstract
胃切除を施行したStageIV胃癌41 例の予後に影響する臨床病理学的な因子(組織型,術式,根治度,進行度規定因子(T,N,H,P,CY,M))について後向き要因対照研究で検討した。また,S-1 による化学療法の有用性について検討した。臨床病理学的因子ではH0(肝転移なし),P0(腹膜転移なし),M0(遠隔転移なし)のほうが,また根治度B のほうが根治度C より有意に生存期間は長かった。化学療法については,S-1 のみ投与群,S-1 非投与化学療法群と無化学療法群を比較すると,S-1を投与した群が生存期間は有意に長かった。多変量解析では,肝転移なし,遠隔転移なし,S-1 投与が独立した有意な予後規定因子であった。S-1 投与群のなかでも12 か月以上S-1 を投与できた群のほうがS-1 投与期間12 か月までの群より有意に予後は良好であった。StageIV胃癌に対しては,肉眼的に腫瘍残存のない手術をめざすことと,長期間のS-1投与による化学療法により,生存期間の延長が期待されることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/36070/1111