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FOLFIRI 療法を施行したUGT1A1*28ホモ接合体の大腸癌の2 症例
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JPY
Abstract
塩酸イリノテカン(irinotecan hydrochloride: CPT-11)による重篤な好中球減少は,その代謝に関与するUGT1A1の遺伝子多型と関連することが報告されている。症例1 は70 歳,男性。直腸癌肝転移でmFOLFOX6 療法を6 コース施行したが,肝臓に再発を認めたためFOLFIRI 療法へ変更した。CPT-11 の投与量は150 mg/m2であった。1 コース目を施行したところ,day 12 にgrade 4 の好中球減少および39℃台の発熱を認めた。症例2 は65 歳,男性。S 状結腸癌肝転移に対してFOLFIRI 療法を開始した。CPT-11 の投与量は120 mg/m2であった。1 コース目のday 9 にgrade 3 の好中球減少および38℃台の発熱を認めた。症状改善後にUGT1A1 遺伝子多型を解析したところ,2 例はUGT1A1*28 ホモ接合体を有していた。UGT1A1*28 ホモ接合体を有する症例にFOLFIRI 療法を施行する時は,CPT-11 の投与量を120 mg/m2としても十分に注意が必要である。
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/content/article/0385-0684/36070/1159