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QOL を考慮した5-FU/高濃度CDDP 短期肝動注療法が有効であった進行肝細胞癌の1 例
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JPY
Abstract
進行した肝細胞癌(HCC)に対し低用量cisplatin(CDDP)/5-FU 持続動注(low-dose FP)療法の変法として,5-FU/高濃度CDDP 短期肝動注(3 days FPL)療法を施行したところ,治療中のQOL を高く維持しながら有効であったので報告する。症例は75 歳,男性。C 型肝硬変にVp2,StageIVA の肝両葉多発HCC を認め,過去繰り返し施行された肝動注化学塞栓療法(TACE)にもかかわらず進行性のため,皮下埋め込み式リザーバーを留置し,3 days FPL 療法を施行した。3days FPL 療法が著効したことから,肝外枝より栄養される肝表面HCC にもCDDP(動注用アイエーコール)を用いたTACEを施行した。3 days FPL 療法3 コース終了時には多発性HCC のほとんどが消失し,S7に径1 cm大の淡い濃染像を認めるのみのPR であった。入院期間は1 コース当たり9 日間と短く,治療に伴う有害事象としてgrade 1 の発熱,grade 2 の食欲不振,悪心を認めたが,いずれも軽快し腎障害は認めなかった。3日間の動注により入院期間も短く副作用も軽度なことから,治療中のQOL は明らかに改善し有効であった。
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/content/article/0385-0684/36070/1179