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腔水症,心タンポナーデにて発症したHIV,HHV-8 陰性Primary Effusion Lymphoma-Like Lymphoma の1 例
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JPY
Abstract
心タンポナーデを伴う心嚢液,胸水貯留で発症したHIV,HHV-8陰性primary effusion lymphoma(PEL)-like lymphomaのまれな1 例を報告する。症例は69 歳,女性。2007 年6 月全身脱力のため入院となった。心エコー検査にて心嚢液貯留が認められ,また心タンポナーデの症状を呈した。緊急心嚢ドレナージが施行され,症状は改善した。滲出液細胞診では悪性リンパ腫を含む悪性腫瘍の鑑別を要した。B 細胞性マーカーであるCD20,CD79a を含む免疫染色では確定診断に至らず。胸水細胞の表面マーカー検査で腫瘍細胞はCD10,CD19 が陽性,CD20,CD23,免疫グロブリン,T細胞性抗原が陰性であった。サザン解析で免疫グロブリン遺伝子の再構成を認め,PCR 検査でHHV-8DNA は検出されず。また血清HIV抗体は陰性であった。PEL-like lymphomaと診断後,cyclophosphamide/doxorubicin/vincristine/ prednisolone(CHOP)療法が施行された。しかしリンパ腫進展のため,診断より7 か月後に永眠された。PEL-like lymphoma はB 細胞性リンパ腫であるが,典型的なB 細胞性マーカーであるCD20,CD79aが陰性を呈する場合があり,注意を要する。
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/content/article/0385-0684/36070/1195