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JPY
Abstract
目的:切除不能進行膵癌に対する化学療法の感受性は極めて乏しいが,近年S-1 などの新たな抗癌剤の有用性が報告されている。今回,S-1 の投与が生存期間の延長に貢献するか臨床的に検討した。対象: 2001 年11 月〜2008 年8 月までに受診した外科的切除不能膵癌患者17 例(男性10名,女性7名)。平均年齢は72.5 歳,治療開始前のperformance statusは全例が0〜2 であった。方法:経過中にS-1 を使用した群をS-1 使用群(9 例),S-1 を使用しなかった群をS-1 未使用群(8 例)とし,平均生存期間,1 年生存率,在院日率を検討した。結果: S-1 未使用群の平均生存期間は173.1 日,1 年生存率は12.5%であったのに比較し,S-1使用群では435.1日,55.6%であった。そのうち在院日率はS-1 未使用群が53.1%であったのに比較し,S-1 使用群では25.6%であった。考察:切除不能進行膵癌におけるS-1 療法は生存期間の延長をもたらし,なおかつ在宅療養期間の延長を可能とすることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/36090/1475