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S-1+CDDP 併用療法後に切除術を施行した高度進行胃癌症例の検討
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JPY
Abstract
高度進行胃癌に対する治療成績向上をめざし,様々な補助化学療法が試みられている。今回,われわれは術前にS-1とCDDP 併用による化学療法を施行後に手術を施行した進行胃癌症例7 例をretrospective に検討し,その有効性,成績を報告する。化学療法施行サイクル数は中央値2(1〜3 サイクル)で,grade 3 以上の有害事象は好中球減少を2 例で認めた。画像上の抗腫瘍効果はPR 8 例,SD 1 例であった。化学療法終了後4 週間以内に手術が施行され,組織学的抗腫瘍効果は4例でgrade 2 以上であったがCR を得られたものはなかった。組織学的抗腫瘍効果でgrade 2 以上のものとそれ以下のものの全生存期間を比較したところ,grade 2 以上のものでMST が982 日,2 年生存率は50.0%,それ以下のものでMST は443 日で2 年生存率は33.3%であり,無再発生存を得られている2 例はともに組織学的奏効度がgrade 2 以上のものであった。S-1 を中心とした術前化学療法は安全に施行でき,奏効例に対しては予後の向上を望める可能性がある。今後,第III相試験で術前化学療法の有用性が証明されれば,高度進行胃癌に対する治療法の選択肢の一つになるものと思われた。
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