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癌化学療法,特にVinorelbine,S-1,Trastuzumabによって良好に制御された炎症性乳癌の1 例
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JPY
Abstract
炎症性乳癌で一連の化学療法,特にvinorelbine,S-1,trastuzumab が奏効した1 例を経験したので報告する。症例は54 歳,女性。左乳房痛と皮膚の発赤を認め,2005 年10 月20 日に初回受診。主病巣からの生検にて浸潤性乳管癌,硬癌,ER(−),PgR(−),HER2(3+),皮膚の生検から癌性リンパ管症の診断が得られた。皮膚の浸潤範囲は広く,後腋窩線を越え背部に至るため,化学療法の適応と考えた。FEC followed by DOCにてPR が得られ,vinorelbine+trastuzumabにて1 年9 か月PRが維持された。その後,皮膚の発赤が増強したため,治療薬をS-1 +trastuzumabに変更したところ,それまで認め続けられた背部の皮膚発赤の改善を認めた。予後不良な炎症性乳癌に対し,3 年以上良好なQOLを保ちながら,臨床的なPR が維持されている。今後,手術療法も含め,癌化学療法により良好な予後を期待したい。
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/content/article/0385-0684/36090/1515