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S-1+Docetaxel併用療法が有効であった腹膜播種を伴う進行胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は62 歳,女性。食欲不振,嘔気を主訴に来院。胃内視鏡検査で胃体上部から下部にかけて3 型胃癌を認め,腹部CT 検査では腹腔内に多量の腹水が貯留していた。また,腫瘍マーカーCA72-4 は143.8 U/mL と異常高値を示した。以上より腹膜播種を伴う進行胃癌と診断し,S-1 とdocetaxel(DOC)併用による全身化学療法を施行した。投与法はDOC 40 mg/m2(day 1),S-1 80 mg/m2(day 1〜14)を投与後7 日間休薬とし,これを1 コースとした。4コース終了後,原発巣の縮小傾向を認め,さらに腹水は消失し,腫瘍マーカー値も正常化した。臨床症状においても改善傾向を認め,経口摂取が可能となった。2コース終了後退院可能となり,以後は外来で治療を継続した。本法は進行・再発胃癌に対しQOL の向上,維持が期待できる治療法の一つと考えられた。
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/content/article/0385-0684/36090/1545