No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor)は神経内分泌への分化を有する腫瘍と定義される。神経内分泌への分化に関して従来はGrimelius 染色などの組織化学的検索か電子顕微鏡で神経内分泌顆粒他を同定することなどで樹立されてきたが,現在ではクロモグラニンA などの神経内分泌マーカーを免疫組織化学的に確認することで検討されてきている。神経内分泌腫瘍はカルチノイド腫瘍という概念があったために今まで少なからぬ混乱がみられたことは否めないが,現在では主にKi67/MIB1の標識率で検討した細胞増殖,組織学的分化,浸潤の程度などで高分化型神経内分泌腫瘍,高分化型神経内分泌癌,低分化型神経内分泌癌の三つに分類されている。これらのWHO 分類により患者の術後の治療方針を規範していることから,神経内分泌腫瘍の患者の診断,治療に従事している者が確実に理解していることが求められる。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/36100/1602