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JPY
Abstract
兵庫県立粒子線医療センターは「ひょうご対がん戦略」のリーディングプロジェクトとして計画され,9 年を経て2001 年5 月に開院した。最も大きな特徴は世界で初めて陽子線と炭素イオン線の両者を使用できることである。2009 年3 月末までに2,639名に粒子線治療を行った。対象疾患は前立腺がん,頭頸部腫瘍,肝がん,肺がん,骨軟部腫瘍の順に多く,これらの5 大疾患だけで87%を占める。線種の内訳は陽子線2,122名(80%),炭素イオン線517 名(20%)であった。治療成績は手術療法を凌駕しており,切らずに直すがん治療が実現しつつある。現時点の粒子線治療の問題点は陽子線と炭素イオン線の使い分けがはっきりしないこと,装置が大がかりで普及の障害になっていることである。われわれは日本原子力開発機構と共同でレーザー駆動陽子線治療装置の開発,臨床適用をめざしている。
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/content/article/0385-0684/36110/1791