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外来化学療法施行がん患者における味覚障害の発現状況
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JPY
Abstract
外来化学療法を施行されているがん患者において,味覚障害を訴える患者を多く経験する。今回われわれは,外来化学療法施行がん患者における味覚障害の発現状況について調査した。その結果,全体では45.95%(34 例/74 例)に味覚障害が発現していた。5-FU含有レジメン,taxane系含有レジメンに分類するとそれぞれ59.0%(23 例/39 例),60.0%(9 例/15 例)に味覚障害が発現していた。さらに,味覚障害が食欲に影響を及ぼしているかを調査した。5-FU含有レジメン(39.1%)およびtaxane系含有レジメン(44.4%)ともに多くの患者で味覚障害が食欲の低下をもたらしていた。5-FU含有レジメン施行がん患者で,味覚障害が食欲に影響を与えていたのはFOLFOX/ FOLFIRI 療法を施行していた患者であった。味の変化に関して,苦味以外は鈍感になると訴える患者が多かった。味の強度においては変化に差がなかった。今回の調査により高用量5-FU を使用するレジメン,taxane系含有レジメンでは,強い味覚障害が高頻度に発生していることが明らかとなった。
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/content/article/0385-0684/36110/1871