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切除不能胆管癌に対してGemcitabine/Cisplatin併用療法が著効した2 例
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JPY
Abstract
切除不能の胆管細胞癌に対してgemcitabine(GEM)/cisplatin(CDDP)併用療法が著効した2 例を経験したので報告する。症例1 は70 歳,女性。近医にて黄疸を指摘され当院に紹介受診となり,同日緊急入院となった。PTCDを挿入し,入院8 日目に試験開腹を行ったが,周囲臓器への浸潤が高度で切除不可能と判断し,そのまま閉腹した。術後PTCD より胆管ステントを挿入し,GEM(1,000 mg/m2 1 日目,8日目),CDDP(70 mg/m2 1 日目),1 週休薬を開始した。4コース施行したところで血小板減少を認めたため,GEM 800 mg/ m2,CDDP 50 mg/m2に減量した。7 コース施行後のCT において腫瘍の著明な縮小を認め,腫瘍マーカーも正常値化した。症例2 は61 歳,女性。黄疸を主訴に来院となった。下部胆管癌の診断であったが,血管造影時のCT にて肝S6に転移を認め,治癒切除不能と判断し,ステント挿入後,化学療法を施行することになった。GEM(1,000 mg/m2 1 日目,8 日目),CDDP(70 mg/m2 1 日目),1 週休薬を開始した。4コース施行したところで血小板減少と倦怠感が出現したため,GEM 800 mg/m2,CDDP 50 mg/m2に減量,さらにday 1,15 にGEMを投与し,その後1 週休薬するというように休薬期間を延ばしてさらに3 コース施行した。その結果,腫瘍マーカーは正常値まで下がり,肝S6 の転移巣はその存在が判別困難な状態まで改善した。GEM/CDDP 併用療法は切除不能の胆管癌患者のQOL を改善するのみでなく,術前化学療法としての可能性を示唆するものであった。
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/content/article/0385-0684/36110/1893