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S-1+CPT-11術前併用療法により病巣の著明な縮小と根治的切除が施行できた巨大上行結腸癌の1例
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JPY
Abstract
症例は78 歳,女性。持続する腹痛と下痢のため入院した。CT検査および大腸内視鏡検査にて十二指腸下行脚に浸潤する巨大腫瘍が認められ,生検の結果中分化型腺癌の診断となった。術前化学療法としてS-1 80 mg/body をday 1〜29 に内服し,CPT-11 100 mg/bodyをday 1,8,15,22 に静脈投与した。37℃台の熱発とgrade 2 の食欲不振および下痢を認めたが,重篤な副作用を認めなかった。術前内視鏡検査およびCT 検査にて腫瘍の著明な縮小を認め,十二指腸浸潤は不明瞭となった。右半結腸切除術,十二指腸楔状切除術を施行した。切除検体では瘢痕収縮した上行結腸の小範囲粘膜下から固有筋層に腫瘍の残存を認めたが,リンパ節転移を認めなかった。退院後はUFT 300 mg/ day を2 年間内服した。術後3 年10 か月現在再発徴候なく生存中である。
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/content/article/0385-0684/36110/1907