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PSK とTGF-β 阻害剤の併用による癌宿主の免疫応答増強効果
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JPY
Abstract
TGF-β は抗腫瘍免疫において,中心的役割を担う樹状細胞(DC)や細胞傷害性T 細胞の活性化を抑制する。protein-bound polysaccharide K(PSK)は,キノコ系植物性多糖類より製造された抗腫瘍薬品である。今回われわれは,PSK とTGF-βR 阻害剤(SB-431542)の併用によるDC の機能に及ぼす影響について検討した。ヒト単球由来DC にPSK とSB-431542 を添加し,IL-12 産生,CD83 の発現,T 細胞増殖能について検討した。PSK 添加によりDC のCD83 発現,IL-12 産生が増加したが,TGF-β を添加することにより,このIL-12 産生は有意に抑制された。SB-431542 を加えることにより,IL-12 産生,CD83 発現が増強した。これらはまたDC のT 細胞増殖能も高めた。以上より,PSK はTGF-βR 阻害剤と併用することにより,DC の抗腫瘍サイトカイン産生を増強する効果を有し,癌宿主の免疫寛容を克服し得る可能性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/36120/1969