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食道癌組織におけるIL-6/COX-2 発現と化学放射線療法奏効性および予後との関連
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JPY
Abstract
癌間質反応の性質は,癌の進展および治療反応性と深く関連している可能性がある。今回,術前化学放射線療法(CRT)を施行したcT3/T4 食道癌の切除標本を用いてIL-6/COX-2 に対する免疫染色を行い,癌細胞および間質細胞におけるIL-6/COX-2 発現と奏効性および予後との関連を検討した。組織学的奏効性との関連では,非奏効群(Grade 1a)で奏効群(Grade 1b/2)に比べ癌細胞におけるCOX-2 発現が高い傾向,奏効群で非奏効群に比べ間質におけるIL-6 発現が高い傾向を認めた。予後との関連では,IL-6,COX-2 とも癌細胞における陽性例は陰性例に比べ予後不良の傾向を認めた。一方,間質におけるCOX-2 陽性例は陰性例と比べ予後不良の傾向を認めたのに対して,IL-6 陽性例は陰性例に比べ予後良好であった。癌細胞のみならず間質におけるIL-6/COX-2 発現がCRT 奏効性および予後と深く関連することを明らかにした。
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/content/article/0385-0684/36120/1979