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横行結腸癌の同時性肝転移に対するリザーバー肝動注療法にて動注用カテーテルが断裂し消化管出血を来した1 例
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JPY
Abstract
下行結腸癌,多発性肝転移の症例に対しGDA coil 法でリザーバー肝動注用カテーテルを留置し,CDDP+5-FU を用いた動注化学療法を施行した。開始より約5 か月経過した時点で,ほぼ腫瘍は縮小し外来にて経過観察となった。再発する可能性を考え,動注カテーテルは留置のまま経過観察を続けたが,約2 年3 か月経過した時点で肝内に再発した。再度動注化学療法を施行し,再度腫瘍は著明に縮小した。ところが吐血にて来院したため,緊急の上部消化管内視鏡を施行し,十二指腸球部に断裂したカテーテルの突出と同部よりの出血を認めた。このため,断裂したポート側カテーテルを血管造影下にコイルにて塞栓しながら,抜去後の動脈より出血しないように抜去した。本症例から,肝動注カテーテルが長期留置となると破損・逸脱などを考慮する必要性が示唆されたため,長期肝動注カテーテル留置における合併症について文献的考察を加え報告する。
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/content/article/0385-0684/36120/2082