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胆管癌術後肝転移に対するRFA 後に生じた挙上空腸穿孔に伴う胆汁性腹膜炎に対して各種IVR にて治療し得た1 例
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JPY
Abstract
症例は50 歳台,男性。2006 年8 月,下部胆管癌にて膵頭十二指腸切除術を施行(中分化型腺癌,pT3,pN1,H0,P0,M0,StageIII)後,他院にて温熱療法,活性化リンパ球,GEM,RFA,定位放射線治療,S-1,樹状細胞リザーバー動注療法を施行するも最大径17 mm 大の多発肝転移残存を認め,紹介受診。2008 年9 月にRFA を施行し良好に焼灼し得たが,術後2 時間後より腹痛が出現。造影CT にてS4 に近接する挙上空腸に造影不良域を認め,DIC-CT にて同部からの胆汁漏出を認め,空腸穿孔に伴う胆汁性腹膜炎と診断。同日より経皮的に肝床部,Douglas 窩,左右傍結腸溝にドレーンを留置。術病日 7 日目タール便排出と敗血症に伴う血圧低下があり,肝床部ドレーンを透視下に挙上空腸穿孔部を介して挙上空腸肛側へ誘導。臨床所見の改善は乏しく,14 日目に新たに経皮経肝的に膵と吻合された挙上空腸盲端側へドレーンを留置。各ドレーン排液減少後抜去,空腸盲端ドレーンのみを徐々にsize up。51 日目に16 Fr シースを挿入し,1 本のT-tube(先端は挙上空腸盲端側と肛側)留置に成功。胆汁膵液瘻は消失し退院となった。RFA に伴うまれな重篤合併症を各種IVR にてrecover し得た1例を経験したため,文献的考察を加えて報告する。
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/content/article/0385-0684/36120/2093