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mFOLFOX6 療法終了後,2 年以上CR が継続している直腸癌多発肝転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は50 歳台後半,男性。直腸癌Rb に対して2006 年1 月に他院で直腸低位前方切除術を施行し,病理診断はpA,pN1,H0,P0,StageIIIaであった。5 月,退院時のCT 検査にて転移性肝腫瘍が疑われ当院へ紹介となった。当院受診時のSPIO-MRI 検査でも肝臓に複数の病変を認め,腫瘍マーカーも高値であった。直腸癌の多発肝転移と診断し,5 月よりmFOLFOX6 療法を開始した。化学療法による有害事象は,grade 3 の下痢,grade 2 の悪心・嘔吐,末梢神経障害であった。6 コース終了後のSPIO-MRI 検査で腫瘍は認めず,腫瘍マーカーも基準値内となり,complete response(CR)と判定した。その後本人と相談の結果,化学療法を中止し定期的な検査を行っているが,2009 年2 月現在無再発生存中である。直腸癌多発肝転移に対してmFOLFOX6 療法を行い,化学療法終了後2 年6 か月にわたりCR 継続中である1 例を経験したので報告した。
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/content/article/0385-0684/36120/2160