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下部直腸癌の側方リンパ節は大きさから予測できるか─プレパラート標本からの検討─
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JPY
Abstract
下部直腸癌患者における側方郭清の功罪を考えると,側方郭清の必要な症例を術前画像診断から絞り込むことができれば理想的である。側方リンパ節の大きさから下部直腸癌における側方リンパ節転移診断が可能か否かという点を検討するため,preliminary な検討を行った。17 個の側方リンパ節について摘出直後の長径,短径と,パラフィン包埋後の長径,短径を測定し,縮小率を求めた(検討1)。パラフィン包埋後の35 例,259 個の側方リンパ節について転移の有無と長径,短径との関係を検討した。パラフィン包埋後の平均縮小率は,長径56.8%,短径62.0%であった。長径,短径のいずれも転移陽性リンパ節のほうが転移陰性リンパ節より有意に大きかった(p<0.01)。ROC 曲線下面積は,短径のほうが長径より大きい傾向にあった(p=0.07)。短径のcut off 値を3.41 mm(生体では5.50 mm 相当)に設定すると,転移予測に関するsensitivity,specificity,accuracy は各々78.6%,83.7%,83.4%であった。以上から,側方リンパ節の短径の大きさを術前の画像診断で測定することは,側方郭清の候補を絞り込むことに有用である可能性が示唆された。
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