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術前化学療法により根治的胸腔鏡下切除が可能となった胃癌術後両肺転移の1 例
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JPY
Abstract
胃癌術後両肺転移に対し化学療法を施行し,片側の転移巣が消失したため根治的肺切除が可能となった1 例を経験したので報告する。40 歳台,男性。2002 年1 月10 日,1 型食道胃接合部癌に対し,噴門側胃切除,D1+α 郭清,空腸間置術を施行。病理診断はpap,se,ly0,v0,n1(#3,1/9),stageIIIA,根治度B。術後5'-DFUR 800 mg/day を予防的に1 年間内服。2006 年2 月に左S6(3.8 cm),右S10(3 cm)に肺転移を確認し,S-1 内服(120 mg/day)を開始。4 コース施行後の2006 年9 月には右肺転移はほぼ瘢痕化したが,左肺転移が増大し,2007 年1 月よりS-1(100 mg/day 1〜21)+CPT-11(120 mg div day 1,15)を開始。6 コース施行し,いったん縮小傾向を認めるも,徐々に左肺転移巣が増大。右肺の病変は瘢痕化し,変化を認めなかったのでCR と判断。その他に病変を認めなかったため,2008 年8 月,胸腔鏡下左肺下葉切除術,ND1を施行した。病理診断は胃癌の肺転移で,リンパ節転移を認めなかった。2009 年5 月現在,胃癌術後7 年,肺転移が確認されてから3 年が経過したが無再発生存中である。
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