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門脈内腫瘍栓を伴った混合型肝癌に対し集学的治療が奏効した1 例
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JPY
Abstract
門脈内腫瘍栓を伴った混合型肝癌(HCC-CC)に対する集学的治療の奏効例を報告する。症例は66 歳,男性。CT にて肝S3 から肝外へ突出し,左門脈に腫瘍栓を伴う腫瘤を指摘され,肝細胞癌(HCC,Vp3)と診断した。肝左葉切除術・門脈内腫瘍栓除去術を施行し,肉眼的根治術後にインターフェロン(IFN)併用5-FU 動注化学療法(FAIT)を行った。切除標本の病理診断は混合型肝癌であった。術後9 か月に腹腔内および頸部にリンパ節転移を認め,AFP・CEA 両者が上昇していたことから胆管細胞癌(CCC)成分の転移も考慮し,S-1 の投与を開始した。現在4 コース施行し,転移リンパ節の著明な縮小を認め治療を継続中である。HCC-CC ではHCC・CCC 両成分の再発・転移が考えられるため,術後補助療法として両方のコントロールが必要であると推察された。
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/content/article/0385-0684/36120/2374