No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
肝動注リザーバーカテーテル留置自体によって腫瘍の大部分が壊死したと考えられた多発B 型肝細胞癌の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
GDA コイル法による肝動脈リザーバーカテーテル留置後,カテーテル留置自体によって腫瘍の大部分が壊死したと考えられた多発肝細胞癌の1 例を経験したので報告する。症例は59 歳,男性。近医にてB 型慢性肝炎で通院中,多発肝細胞癌と診断され,当院紹介となった。肝S4 の80 mm 大の腫瘍をはじめ,多血性の肝細胞癌が両葉に多発していた。肝動注リザーバー化学療法を行うため,5 Fr 留置カテーテルをGDA コイル法で留置した。留置後から,腹痛を伴わない熱発および著明なALT 上昇を認めた。肝予備能も徐々に低下し動注化学療法は施行できなかった。留置3 週間後の造影CT では,動脈相で大部分の腫瘍が早期濃染を認めない腫瘍壊死の所見であった。カテーテル留置により肝への血流低下を来し,腫瘍壊死に至ったものと考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/36120/2377