No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
甲状腺機能亢進症のコントロール中に局所出血をした進行乳癌の1 切除例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例: 55 歳,女性。2006 年ごろより右乳房腫瘤を触知した。徐々に増大傾向を認め,2008 年に疼痛も出現し当科を受診。精査にて乳癌の診断(T4b,N0,M0,stageIIIB)。一方で,3 月に甲状腺機能亢進症も指摘され内服加療を受けていたがコントロール不良であった。甲状腺機能正常化を待って手術を施行する予定であったが,2009 年1 月に乳癌局所より出血し,内服治療にて甲状腺機能をコントロールし,麻酔時間も短縮させ侵襲が過度にならないように注意しながら胸筋温存乳房手術および植皮術を施行した。コントロールされていない甲状腺機能亢進症患者の場合,全身麻酔などの大きな侵襲がかかる場合に心不全などを引き起こす可能性が高い。今回われわれは,甲状腺機能亢進症のコントロール中に出血を伴う局所進行乳癌に対して,一時的に甲状腺機能を安定化させて乳癌の手術を行うことができたので報告した。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/36120/2490