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JPY
Abstract
目的:膵癌におけるFDG-PET の有用性を,主病巣と主病巣以外へのFDG の集積に分けて検討した。方法:対象はFDG-PET を行った98 人の膵癌患者であり,主病巣に関してはSUVmax 値と臨床病理学的因子・予後を比較検討し,主病巣以外に関しては集積箇所とその悪性頻度を検討した。結果:主病巣へのFDG の集積に関して,SUVmax はTNM 分類のT 因子,腫瘍径,CA19-9 との間に有意な相関を認めた(それぞれp=0.003,0.001,0.002)。また,SUVmax 7.5 未満はSUVmax 7.5 以上に比べ有意に生存期間の延長を認めた(p=0.03)。一方,58 例(59%)の患者に主病巣以外に集積を認めた。同集積部位としてはリンパ節が44%であり,臓器への集積として,肝臓へ11 例,肺10 例,腫瘍以外の膵臓に9 例,甲状腺7 例,腹壁3 例,結腸2 例,胆嚢2 例,骨1 例であった。それらのうち悪性の頻度をみると,肝は100%,肺50%,主病巣以外の膵臓0%,甲状腺29%,腹壁67%,結腸50%,胆嚢50%,骨0%であった。結論: FDG-PET は膵癌の予後予測と,遠隔転移や他の悪性疾患の指摘に有用なモダリティであり,適切な治療選択を行うのに非常に有用である。
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/content/article/0385-0684/36130/2516