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術前化学療法が著効し縮小手術が可能になった胃GISTの1例
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JPY
Abstract
腫瘍サイズが大きく,胃全摘術膵体尾部脾合併切除が必要と考えられた胃GISTに対し,imatinib mesilate(imatinib)による術前化学療法を施行し,著明な腫瘍縮小が図られ縮小手術が可能となった症例を経験したので報告する。症例は46歳,男性。検診にて貧血を指摘され2007 年8 月当院を受診した。胃噴門部から胃体上部にかけて粘膜下病変とそれに連続する出血を伴う巨大な潰瘍性病変を認め,生検にてc-kit 陽性GIST の診断となった。腹部CT にて胃体部後壁から連続した辺縁不整な長径9 cm の腫瘤を認め膵浸潤の可能性が示唆されたため,治癒切除には胃全摘出および膵体尾部脾合併切除が必要であり,また手術リスクが高いと考えられたため,imatinib による術前化学療法を施行することとした。8 月より投与開始,1 か月で腫瘍は61%縮小し,3 か月後もPR を維持,腫瘍の安全な切除が可能と判断し,2008 年1 月噴門側胃切除術を施行した。術後経過は良好で,術後1 年を経過した現在,無再発生存中である。
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/content/article/0385-0684/36130/2645