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S-1+CPT-11併用療法で長期CR が得られている切除不能胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,男性。胃前庭部小弯に2 型癌があり,総肝動脈および固有肝動脈に接する最大径50 mm のリンパ節転移を認めた。根治切除を試みたが固有肝動脈および左肝動脈へリンパ節転移は浸潤しており,切除困難で生検のみ行い胃癌のリンパ節転移であることを確認した。術後S-1+CPT-11 併用化学療法を施行した。2コース後の上部消化管内視鏡検査と腹部CT で腫瘍は縮小,6 コース後のCT 検査でリンパ節転移巣は最大径25 mm(縮小率50%)となった。10コース後にはリンパ節は描出されず,内視鏡検査では原発巣は瘢痕となり生検でも癌が検出されず,ともに完全奏効(CR)と判断した。患者の希望で手術は行わずに同レジメンで抗癌剤治療を続行した。2年間CR が維持できた時点で化学療法を中止した。しかしその後も再発はなく,CRが8年間維持されている。
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/content/article/0385-0684/37010/139