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JPY
Abstract
肝細胞がんは世界第三のがん死亡原因の位置を占める。肝細胞がんのほとんどはB 型肝炎ウイルスもしくはC 型肝炎ウイルス感染に伴う慢性肝炎,肝硬変を背景に発症する。肝発がんのメカニズムとしてはウイルス蛋白そのものに加えて,繰り返す壊死,炎症,再生過程を背景にジェネティック,エピジェネティック,ジェノミックな遺伝子異常が蓄積され,前がん病変から高分化型肝がん,進行肝がんへ進行していくと考えられている。この過程においては様々な遺伝子・蛋白発現の異常が報告されているが,全体像についてはいまだ不明な点が多く残されている。近年,それぞれの遺伝子,蛋白異常に対する特異的な阻害剤や中和抗体などの開発が進んでおり,各々の作用メカニズムに基づいた,肝細胞がんに対する新しい治療ストラテジーの確立が進められている。
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/content/article/0385-0684/37010/14