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腋窩リンパ節転移陰性乳がんに対する術後補助化学療法としてのDocetaxelとCyclophosphamideの忍容性および安全性—JECBC04試験—
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JPY
Abstract
海外の臨床試験成績から,docetaxel+cyclophosphamide(TC)の4 コース投与は乳がんの術後補助化学療法として有効と考えられるが,国内での使用経験は十分ではない。このためTC の忍容性および安全性を評価する目的で多施設共同臨床試験を実施した。対象は原発乳がんの根治術が施行され,腋窩リンパ節転移陰性の女性とした。docetaxel およびcyclophosphamideの用量はそれぞれ75 および600 mg/m2(いずれも点滴静注)とし,3 週間隔で4 コース投与した。主要評価項目は試験治療を4 コース完遂した患者の割合とした。2006年10 月〜2007年11 月にかけて本試験には39 名の患者が組み入れられ32 名を評価した。7 名は試験治療が手順どおりに投与されなかったため除外した。試験治療の完遂割合は96.9%(31/32)で,1 名は過敏性反応のために試験治療を中止した。実投与量の平均値はdocetaxel が73.2 mg/m2,cyclophosphamideが588.3 mg/m2で,計画した投与量のそれぞれ96.1,95.7%であった。grade 3/4 の有害事象は白血球,好中球/顆粒球,発熱性好中球減少などで,投与中止を必要としたものはなかった。以上から,non-anthracycline レジメンのTC は乳がんの術後標準治療の一つになり得ると考えられた。
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/content/article/0385-0684/37010/57