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JPY
Abstract
本稿では,近年治療・診断技術の発展が最も著しい大腸癌肝転移に焦点を当て,転移性肝癌の診断と治療について解説したい。大腸癌症例では,その約35〜60%が肝転移を併発することが知られており,以前は全身疾患の一症状としてとらえられ治療不可能な疾患とされてきた。しかし,FOLFOX やFOLFIRIレジメンおよび肝切除技術の発展により治癒切除可能な症例がでてきた。さらに,近年では術前化学補助療法や新規分子標的治療薬を加えることで治癒切除適応症例が増え,生存率の上昇に寄与している。大腸癌をモデルに他腫瘍の転移性肝癌についても分子生物学的解明が進み,適切な治療法が確立されその治療成績が向上することを期待したい。
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/content/article/0385-0684/37020/194