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JPY
Abstract
ACTS-GC の結果を受けて,T1を除いたStageII/III胃癌に対する胃癌術後補助化学療法はS-1 の1 年間投与が標準となっている。服薬率,有害事象,コンプライアンスなどからS-1 による補助化学療法の問題点を検証した。2006 年7 月〜2008 年12 月の期間に手術を行ったStageII/III胃癌症例は41 例で,S-1 の服用を開始できたのは28 例(68.3%)であった。1年間S-1完遂可能であったのは14 例(63.6%),そのうち7 例(31.8%)は減量あるいは投与スケジュールの変更が必要とされた。grade 3 以上の有害事象は認められなかったが,食欲不振,倦怠感,下痢,高度の皮膚障害,骨髄抑制による白血球減少などによって中止,減量,投与スケジュール変更となっていた。S-1を内服しなかったのは13 例で,2 例(4.9%)がUFT を選択,11例(26.8%)が年齢,併存症,その他の理由で無治療経過観察となった。今後の課題として服薬率およびコンプライアンスの向上,投与継続困難例やS-1 投与不適格例に対する治療計画の確立などがあげられる。
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/content/article/0385-0684/37020/255