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高度進行胃癌に対するAdjuvant Surgeryの有用性に関する検討
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JPY
Abstract
目的: StageIV胃癌で化学療法により奏効が得られた症例に対し肉眼的根治切除をめざして行う手術(adjuvant surgery)の有用性について検討する。対象と方法: 2003 年9 月〜2008 年12 月までの間で初診時に根治切除不能と診断された高度進行胃癌症例のうち,docetaxelとS-1併用療法を施行した後に肉眼的根治切除が可能と判断され,手術を行った20 例を対象とした。男性14 例,女性6例,平均年齢は58.8 歳であった。docetaxelは40 mg/m2,day 1 に投与し,S-1 は80 mg/m2をday 1〜14 に投与,3 週を1 コースとした。結果:術前に施行した化学療法は平均で4.4 コースで効果は20 例中PR 17例,SD 3 例であった。全症例の生存期間中央値は855日であった。肉眼的根治切除が行えた症例では2 年生存率80%,3 年生存率54.9%と良好であった。切除不能因子別検討では肝転移が切除不能因子の場合,生存期間中央値は865 日と良好であったのに対し,腹膜播種の場合は510 日と比較的不良であった。結語:肝転移やリンパ節転移により切除不能と診断されても化学療法により肉眼的根治切除が可能となれば,その時点で手術(adjuvant surgery)を行うことでさらなる予後の延長が期待できる可能性があると考えられる。
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/content/article/0385-0684/37020/263