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JPY
Abstract
肝細胞癌に対する根治的治療法である肝移植は年々症例数が増加し,本邦では保険適応となった2004 年以降の増加が加速している。移植適応のgold standard であるMilan 基準は厳格すぎるため,その適応拡大が各施設で試みられているが結論はいまだでていない。一方,肝機能が保たれている症例に対して肝移植か肝切除のどちらを選択すべきかという命題についても,いまだcontroversialである。すなわち全体としては肝移植と肝切除で同等の成績が得られているが,肝機能不良例では移植が有利である。特に10 年生存率は肝切除では不良であることから,salvage肝移植を考慮した長期的な治療指針を提示すべきであろう。肝移植後の肝細胞癌再発に対して有効な治療法は確立していない。今後は新しい薬剤・治療法の開発に期待がかけられる。同時にC 型肝炎再燃のコントロールも必須であり,こちらも新たな治療戦略の確立が求められている。
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