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JPY
Abstract
経口抗悪性腫瘍薬であるTS-1 は腎排泄型のCDHP を含有しており,腎機能低下症例では副作用頻度が増加する。そこで当センターでは,TS-1服用患者に安全かつ有効な薬物治療を行うため,経時的なCcrを簡便に確認するシステム(TS-1 適正使用確認システム)の構築を行った。本システムを用いて調査したところ,適正使用逸脱例が2 例発見された。1例目はCcr が30 以下を示したため,腎機能正常患者の血中濃度シミュレーションと比較したところ,薬物動態に変化がみられた。2 例目はCcr が40 台であったがT-Bil の上昇があったため尿中ウラシル値の測定を行い,さらに薬剤リンパ球刺激試験を実施する結果となった。以上より,本システムは医師や薬剤師では網羅しきれないTS-1 服用患者の状況を一目で確認可能であり,安全な薬物治療を進める上で有用である。
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/content/article/0385-0684/37030/469