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JPY
Abstract
手術件数が多い施設で,術前腹腔鏡検査を限られた期間に施行することは困難である。われわれは,連携医療機関の病院に腹腔鏡検査を依頼する,病病連携による術前腹腔鏡検査を開始したので,その有用性を報告する。漿膜浸潤を有する胃癌症例を対象とし,当院の予定手術までに腹腔鏡検査を連携病院で行った。2008 年4 月〜2009 年1 月までに14 症例に施行した。病理診断を含めた腹腔鏡検査の結果を中央値11 日で得られた。腹腔鏡検査を依頼してから予定手術までの期間は中央値34 日であった。合併症はなかった。14症例中4 例に腹膜転移を認め,10例は腹膜転移なく洗浄細胞診も陰性であった。P0Cy0 であった10 症例中9 例が手術を受け,7 例が根治切除となったが,2 例が洗浄細胞診陽性にて根治度C 手術となった。病病連携により安全に短期間に術前腹腔鏡検査を施行することが可能であった。しかしながら,洗浄細胞診に関して偽陰性例が2 例あり,改善する必要があると思われた。
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/content/article/0385-0684/37030/479