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Imatinib Mesylateにより著明な骨髄低形成を来すも低用量投与にて細胞遺伝学的寛解が得られた移行期慢性骨髄性白血病
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JPY
Abstract
症例は58 歳,女性。2006 年6 月,WBC 125,600/μL,巨脾にて当科を受診。骨髄検査にてPhiladelphia(Ph)染色体陽性であり,移行期慢性骨髄性白血病(CML-AP)と診断。imatinib mesylate(imatinib)600 mg/日にて治療を開始したが,汎血球減少が進行したためimatinib を徐々に減量。2007 年1 月にHb 9.8 g/dL,Plt 1.0×10 4/μL となりimatinib を中止。貧血,血小板減少に対しては赤血球,血小板輸血を要した。骨髄検査を施行したところ著明な低形成性骨髄であり,染色体検査ではPh 陽性細胞は8/14 であった。8 か月間の休薬を要したが,9 月血球数が回復したためimatinib 100 mg/日より再開し,その後200 mg/日で継続投与としたところ2008 年2 月の骨髄染色体検査ではPh 陽性細胞は0/20 と細胞遺伝学的寛解(CCyR)が得られた。imatinibによる血液毒性は通常減量,休薬により速やかに回復するが,本症例のごとく著明な骨髄低形成を来し長期に及び汎血球減少が遷延した例はまれである。さらにCML-AP にもかかわらず低用量imatinib 投与再開にてCCyR が得られた貴重な症例と考えられ,文献的考察を加えて報告する。
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/content/article/0385-0684/37030/539