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JPY
Abstract
わが国においては2009 年7 月に大腸癌研究会編大腸癌治療ガイドライン2009 年版が上梓され,それまでの2005 年版に比し特に化学療法の分野では著しい変遷がみられた。米国は2004 年2 月,欧州では2005 年1 月に承認されたbevacizumabがわが国では2007 年に,また2004 年には欧米で認可されたcetuximab がわが国では2008 年7 月に承認された。さらにcapecitabine が術後補助療法だけでなく治癒切除不能な進行・再発結腸直腸がんに対し2009 年9 月に効能追加されたことからXELOX 療法(capecitabine+oxaliplatin)も可能となり,ほぼ欧米と同様の治療方針を立てることができるようになった。2010 年1 月現在欧米で承認されわが国で使用できない薬剤はpanitumumab のみとなり,目下承認を待つばかりである。KRAS に関しては国内外ガイドラインともに測定が推奨され,cetuximabの使用は野生型に限る点は同様であるが,国内外のガイドラインの最大の差異は欧米ではcetuximabが一次治療での使用が承認されているが,わが国では承認されていない点にある。本稿では国内外のガイドラインについてそのポイントを解説する。
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