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血液悪性疾患がん化学療法時の好中球減少性発熱における有熱プロファイルの検討
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JPY
Abstract
化学療法中の好中球減少性発熱(FN)において,感染巣を正確に診断し病原体を同定できる割合は非常に低い。2006年2 月〜7 月までの6 か月間に静岡がんセンター血液内科病棟に入院し血液悪性疾患に対して化学療法を施行した症例を対象に,入院中腋窩温度で38.0℃以上の発熱がみられた全事例を対象に感染症診断のために重要な因子を検討した。調査項目は,発熱時の臨床検査値,細菌学的検査結果,身体所見,感染巣,臨床経過とした。身体所見は,口腔内,呼吸器系,消化器系,皮膚の四つにカテゴリー化した。85例の発熱イベントを認め,そのうち57 例に感染巣を疑わせる身体所見を認めた。最終的な診断が感染症であった17 例で,身体所見で感染巣をあらかじめ予測できた症例は13 例,多変量解析では初回発熱,細菌感染予防,皮膚所見が感染症診断の重要な因子であった。理学所見を詳細に取ることは,FN における感染症診断に有用である。
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/content/article/0385-0684/37050/859