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Docetaxel単独投与が著効した皮膚浸潤を伴う高齢者進行乳癌の2 例
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JPY
Abstract
症例1: 86 歳,女性。左乳腺の皮膚浸潤を伴う浸潤性乳管癌で,腋窩リンパ節大腿骨・腰椎への転移を認めた。docetaxel(DOC)70 mg/body を3 週ごとに2 コース投与したところ腫瘍は縮小し,非定型乳房切除術を施行した。症例2: 80 歳,女性。右CD 領域を中心に10 cm の浸潤性乳管癌で,肺・骨に転移がみられた。DOC 80 mg/bodyを4 コース投与し腫瘍は縮小し,非定型乳房切除術を施行した。ホルモン感受性のある高齢者StageIV乳癌患者にはホルモン療法が標準治療であるが,奏効率が低く効果がでるまでに時間がかかる。化学療法はホルモン療法より奏効率が高く効果の出現が早いため,自験例のような皮膚潰瘍のためにQOL が低下している症例には有用なことがある。また,遠隔転移があっても手術で腫瘍を切除することがその後のQOL維持に有効であると思われた。
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