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Occult Breast Cancer with EDTA-Dependent Pseudothrombocytopenia—A Case Report—
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JPY
Abstract
今回われわれは,偽性血小板減少症を示した潜在性乳癌の1 例を経験したので報告する。症例は50 歳,女性。約5cm の左腋窩腫瘤を主訴に当科を受診した。針生検にてductal carcinoma を認め,マンモグラフィを含め,他の部位に腫瘍はみられなかった。末梢血検査で血小板数は3.1×10 4/μLと低下していたが,止血凝固機能は正常であった。ヘパリン採血を行うと39.0×10 4/μL であった。以上より,EDTA 依存性偽性血小板減少症に伴った潜在性乳癌と判断し,レベルIIの腋窩リンパ節郭清を行った後,化学療法および左乳房への放射線照射を行った。2 年5 か月後,肺および脳転移のために亡くなられた。血小板減少を伴う疾患との鑑別に苦慮することがあるため,EDTA 依存性偽性血小板減少症に注意すべきである。
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