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JPY
Abstract
進行肝細胞がんに対する全身化学療法として経口マルチキナーゼ阻害剤であるsorafenib とプラセボを比較した第III相臨床試験であるSHARP 試験とAsian-Pacific 試験が実施され,sorafenib が病勢制御割合,無増悪生存期間と全生存期間で有意に良好な治療成績を示し標準治療として位置付けられた。しかしながら,その治療効果や副作用はいまだ満足できるものではなく,活発な新規治療薬の開発が進められている。その治療開発の中心は腫瘍の増殖や血管新生などのtumor biologyに関与する分子を標的とした治療薬である。日本では細胞障害性薬剤の開発も行われてきたが,いまだ第III相試験で有効性を示した治療薬はないが,現在,経口フッ化ピリミジン薬であるS-1 の第III相試験が実施されている。肝細胞がんの薬物療法の治療開発は活発であり,さらなる治療成績の改善が期待される。
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/content/article/0385-0684/37070/1219