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JPY
Abstract
UFT による術後補助療法は,日本で行われた第III相試験におけるポジティブな結果から,完全切除されたI期腺癌症例に対する標準療法となった。S-1の有用性は,進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対する初回治療においてはプラチナ併用療法として,二次治療においては単剤として現在第III相試験によって検証中である。Gefitinib,erlotinibなどの上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)のエビデンスは,当初は非選択的な進行NSCLC 症例の二次治療において確立した。しかし今やリスク&ベネフィットバランスの点から,同剤の高い有効性を予測する上で極めて重要な因子である活性型EGFR 遺伝子変異(exon 19 での欠損型変異やexon 21 でのL858R など)を調べることは必須である。EGFR変異陽性の進行NSCLC 患者においては,複数の第III相試験において初回gefitinib療法は従来の標準的プラチナ併用療法と比べて有意に無増悪生存期間を延長させ,新たな標準療法となった。Gefitinibは全身状態が不良な患者においてもEGFR 変異が陽性であれば高い有効性を示すが,致死的な間質性肺障害には常に注意が必要である。
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/content/article/0385-0684/37070/1224